INFORMATION

2015のFFCジュニア・ジュニアユースについて
DATE : 2015/04/01

弊チームのGMであり、静岡学園サッカー部総監督の井田勝通氏が静岡学園サッカー部3年生を送る会での言葉を紹介させていただく。

71歳がいまだに挑戦する姿は我々スポーツクラブOZが進むべき道と、育成していく「個」の指針を指し示している言葉であると受け止めた。

少し長くなりますが、2015年は「挑戦」し続ける組織と、そのようなスピリッツを育てていくことに邁進するつもりである。

このチームから本気で世界を目指す!
だれもやっていない「夢」だからこそ挑戦する価値がある。

 

井田勝通氏の挨拶より(静岡学園サッカー部FBより引用)

人生二度なし。ただ、1回しかないんだ。
今日若い3年生の諸君の話を聞いたけど。
元気がない。夢がない。

「俺はプロになってやろう」「いつか大成してやろう」
迫力のある言葉がない。
非常に残念だ。
みんな「ありがとう。ありがとう・・・僕はなになに・・・」

人生はチャレンジ!チャレンジしなければ人生ではないんです。
それは、大人も子供も、お父さんも3年生も2年生もみんなそうだ。

覚えておくがいい。「あぁ俺はこれでいい」と思ったら終わりなんだ、人生は。

常に先を目指し、高みを目指して努力するから、
人生っていうのは素晴らしく、充実してくるんだ。

残念なのは、中学で2度日本一になった。
なんで高校で燃え滾って高みを目指せないの、出来ないのか。
満足してたんじゃないの。
平気で日本一になってないと、何人も何人もプロに呼ばれてないと。

チャレンジしてないんだよ。
だからなんだよ。
どっかで自分に妥協してるんだよ。
それは親も悪いんだよな。
違うんだよ、中学時以上にもっと駆り立てて、
もっと努力して、燃えなきゃダメなんだよ。

燃え上がってチャレンジすることが人生なんだよ。
とくに若い衆はそうなんだよ。

今の日本の世の中では、これこそ大事なんだよ。
それを君たちを見てすごく強く感じたよ。

みんながおとなしい。ものわかりがいい。
今の学校の先生にとっては都合がいいことなんだろうが、
「ハイっ。1足す1は2!正解」
「先生が言うことみんな聞きます。ハイッ」
先生にとっては優等生。ダメなんだよ。

とんでもない選手に育てる(育つ)ということは何か。
先生の言うこと聞かないようなとんでもないやつを、選手を、
育てていい選手にするのが大事なんだ。
学校ってのはそういうところじゃなくちゃダメななんだ。

今の学校は、先生の言うことを全部聞く人がいい生徒。
監督の言うことを「ハイそうです」っていうのがいい選手。
ダメなんだ。
監督の言うこと聞かなくても、
ガンガンやっちゃうようなとんでもない選手がいればいるほど、
強いチームになるんだ。
そういう選手が集まって一つになる時、
ものすごく強い、手の付けられないようなチームになる。

バルセロナ、レアル見てみろ。
みんな違うんだ。個性は。一人とし同じ奴はいない。
でも試合になるとひとつになって戦う。死ぬ気になって。
イエローカードもらったってレッドもらったって大丈夫なんだ。9人対10人で試合やっても大丈夫だ。
すごいプレーをして、魅了して、会場を“オーッ”て言わせて、勝てるんだ。

それはなんだって。あのすごさは。
そこが大事だ。なんだって。

平均的で、言われたことを素直に、
おとなしくやってて、
それで世の中は通用しないんだ。

よく覚えておいたほうがいい。
この世の中はサッカーに限ったわけじゃない、
常に競争なんだ。

最近、体罰のことが話題になっているが、
そんな平和なこと言ってる場合じゃない。
おらに言わせれば(笑)
競争は半端じゃなかった。
清水東の勝澤、清商の大瀧、オレ、浜名、東海、藤枝東・・・
みんなビシバシバシバシ愛のムチ(爆笑)悪意はないよ(笑)。
-略-
もちろん、
あんな30発も愛もなく見せしめで意味なくやるのは犯罪だよ。

-略-
指導者の情熱が大切なんだ。
こんなこと言うと朝日新聞に叩かれるけどさ(笑)

指導者は情熱が必要なんだよ。
熱い情熱が、選手の心に火をつけて、
火を灯して、燃え上がらせるんだよ。

選手が燃え上がらないと絶対強いチームにはならない。
一人ひとりが燃えて向かうことが、
11人が12人にも15人にもなるんだよ。

1足す1は2じゃないんだよ。
サッカーは芸術なんだよ。
音楽や絵と同じ芸術的要素が織り成す世界、
未知の世界がそこにあるんだ。
とんでもない世界なんだよ。
だから素晴らしい。
だからサッカーというものは世界中の人を熱狂させているんだよ。

それをやるのが監督。
次は選手。
監督の情熱を感じて、燃え上がる。

燃え上がらない選手はダメだよ。
「監督馬鹿なこと言ってるな」
そんなクールな奴はダメなんだよ。

試合でもそうだが、練習も一緒だよ。
燃えてチャレンジすることなんだよ。

チャレンジしてないんだよ。
イチローを見てみろよ。
三浦知良見てみなよ。
カズはこの間インテルの長友の所へ行ってきた。
マッサージ師とトレーナーを連れて、もちろん自分の金でな。カズは何歳だ。45歳か46歳だ。
その選手がまだチャレンジしているんだ。

君たちは今何歳だ。
高校生。もっとチャレンジしろよ。
怖いものなんかないよ。不可能ないよ。
やれよ!戦えよ!
チャレンジしろよ。
俺は(君たち見てて)そういう気持ちだな。

俺だって今チャレンジしている。
俺は71になるジジイだよ。
人に笑われるけどな。そんなのいいんだよ。
全てにチャレンジしてるぞ。
・・・酒と女もなっ。ハッハッツハァ(爆笑)
これは冗談だけどな。ハッハッツハァ

子供を4歳から12歳、中学生を教えてるよ。
オレそのうちとんでもない選手を育てて、
学園に入れるよ。
俺が育てた選手が、また学園に入って、
レギュラーになってすごい選手になって、
プロの選手になって、
それが“俺の夢”なんだ。
俺ももう歳だから、
あと10年生きるかどうだかわかんないけど、
まだオレはチャレンジするんだ。

君らもっと若いんだ。
もっとでかいことにチャレンジしろよ。
やれよ。戦えよ。
なんで自分でこれでいいと思うんだ、
こんなところで満足してるんだよ。

満足するなよ。
満足したら終わりだよ。
これでいいと思ったら終わりだよ。
お母さんもそう。
おとうさんも一緒なんだよ。
絶対そうなんだ人間というのは。

生きてる限り青春なんだよ。
燃え上がって生きてることが大事で、
それが自分を豊かにしてくれるんだよ。

充実した人生。
それが大切で、
そのことを忘れないでね。

 

INFORMATION

 
▲ページトップへ